「退職する際、社会保険給付金を申請できると聞いたけど、
サポート料金が何十万円もすると聞いた。」
そうして理由で、自分で申請する方法を探されているのではないでしょうか。
実は私自身も、申請サポート業者として、これまで数千件の方のサポートをしていますが、
いち受給経験者でもあります。
当時はどうしても料金が払えず、やむなく社会保険給付金を自分で申請することを選びました。
当時の給付制度は、審査が今よりもはるかに緩いものでしたが、それでも非常に苦労しました。
その経験をもとに、私どものサポート料金は4.98万円と、負担をおさえたものにしております。
この記事では、サポート利用のお客様に失礼のない範囲で、自分で申請する方法を共有したいと思います。
自分で申請する場合のリスクと、できる限りの対処法も公開していますので、ぜひご参考ください。
そもそも社会保険給付金とは
社会保険給付金とは、休職時もしくは退職した後に受給することができる給付金です。
公的名称を傷病手当金といいます。
ここでは退職して申請する前提でお話してきます。
社会保険給付金だけで最大18か月受給することができ、
失業保険と合わせると最大で28か月(45歳以上64歳未満で最大30か月)になります。
社会保険給付金を自分で申請する手順
申請手順につきましては、大まかなものになりますが以下のとおりです。
1.通院し、医師に申請協力を得る
2.申請ルールに従って、会社をお休みする(欠勤・有給・土日祝・休職など)
→通院後に3連休を取り、別で退職日をお休みします
3.退職する
4.給付金申請用紙に記入し、申請する
となっております。3までが在職中に行うことです。
※この条件は「在職中で、何の申請準備もしていない方」を想定しております。
すでに退職が決まっている場合でも、これからの場合でも、上記のステップ通りに進めれば申請できます。
また、有給消化中であれば、2は自然とクリアできることになります(退職までの必要日数を確保できる前提です)
ポイントとしましては、在職中から準備をしておく必要があるということです。
1つ1つはシンプルですが、通院一つ取りましても、なかなか予約が取れないこともあるでしょう。
自分で申請する場合は、医師とのやり取りがうまくいかない場合や、やり直しが発生することも想定して、退職2ヶ月くらい前からの動き出しを推奨しております。
※細かい点や状況別の注意事項については、購入者様向けにご案内しております。
社会保険給付金を自分で申請するのは難しいって本当?
「社会保険給付金を自分で申請するのは難しい」と書かれているのをよく見ます。
結論、私の見解としましては、難しいと言いますよりリスクが高いという印象です。
最も怖いのが「思いもよらないミス」が起きるリスク
さきほどの申請手順で記載の通り、1つ1つの作業はシンプルです。
特別難しいことはなさそうにも見えますよね。
ただやっかいなのは、少しでも失敗すると、場合によっては即受給資格を失うことです。
たとえば、前項目でも記載の通り、退職日はお休みをとるというルールがあります。
これに対して、うっかり出勤しようものなら、仮に他の日をすべて休んでいても申請できません。
置いてきた私物を取りに行ったり、挨拶周りで会社に顔を出してしまったがあまり、出勤扱いとなり申請できなくなる可能性もございます。
こうした、思いもよらないところで申請資格をなくしてしまうリスクが、
自分で申請するのが難しいと言われるゆえんでしょう。
別の事例でお話ししますと、私のお客様のなかに、骨折で申請する方がいらっしゃいました。
ある日、そのお客様から、
「社長がものすごく優しくて、退職日までの間、全部出勤したことにしてくれるんです☺
有給がないので、助かります!」
というLINEが来ました。
これ・・わかりますでしょうか?
そう、退職日も出勤扱いになるのですね。
退職日は休むというルールに反することになるので、申請できなくなります。
あわてて制止しましたが、思いもよらないところで申請資格をなくすところでした。
「退職日を休む」というルール1つとっても、このような様々な要因で満たせないリスクがあるのです。
ルールや手順はシンプルでも、何があるかわからないので注意が必要です。
特に在職中に必要な準備においてミスや抜け漏れがあった場合は、後から気が付いてもやり直しがきかなくなります。
その時点では、もう退職してしまっているからですね。
やり直しの連続で時間がかかりすぎることも
やり直しのきくミスもあります。
例えば、申請書類に名前を書き忘れたくらいでしたら、再提出が認められることが多いです。
しかし、そうであっても、再申請・再審査で時間がかかってしまい、時間とメンタルを消耗することになりかねません。
私の場合も自分で申請し、受給することができましたが、
最初の給付を受け取るまでに、手続き開始から4か月もかかりました。
担当医や会社の人事・労務担当、ハローワークなど、あちこち連絡するもたらいまわし状態。
修正と再審査を繰り返す日々でした。
最終的には申請できたので良かったものの、
「4か月もかかるのだったら、いっそ失業保険だけを受け取っていたらよかったんじゃないか・・」
と思わなくもありません。
なお、給付の申請手続きは毎月必要ですので、
油断すると、途中で受給できなくなる恐れもございます。
こうした理由から、自分での申請はリスクが高いと考えています。
診断書をもらえば申請できるの?
「診断書があるので、社会保険給付金の申請はできますよね?」
という質問をよくいただきます。
こちらは、結論申請できない可能性もございます。
といいますのは、社会保険給付金を申請できる方は、おのずと診断書も発行してもらえます。
しかし、診断書があるからといって、必ずしも申請できるとは限らないのですね。
その理由は、
- 社会保険給付金の申請は、診断書ではなく専用の申請書を用いて行うから
- 医師が給付制度のことを十分に理解していない可能性があるから
です。
これらを回避するためには、あらかじめ社会保険給付金について、医師とよく話しておかなくてはいけません。
医師は医療の専門家ですが、給付金の専門家ではないため、知識が不足している場合があります。
そのため、医師へ適宜補足説明が必要になるケースもございます。
それでも自分で申請したい方へのアドバイス
リスクを踏まえたうえで、自分で社会保険給付金を申請したみたいという方もいらっしゃるでしょう。
また、サポート料金が捻出できないなどで、自分でせざるを得ない方もいらっしゃると思います。
自分で申請したほうが良い方と、その際のアドバイスをまとめました。
自分で申請したほうがいい人
自分で申請することの最大のメリットは、業者へのサポート費用がかからないことです。
逆に申し上げますと、メリットはそれくらいでしょうか。
ご紹介の通り、一発アウトで不支給になることや、受給が大幅に遅れるリスクもありますので、メリットとデメリットを天秤にかけて考える必要があります。
そのことから、社会保険給付金を自分で申請したほうがいい方をあげるとしますと、
- 業者へのサポート費用の捻出がどうしても困難な方
- 受給できなくても、特に困らない方
でしょうか。
退職までに時間の余裕があるなら、試してみるのもあり
現時点で、退職まで2ヶ月以上あるのであれば、自分での申請を試してみるのも良いと思います。
1ヶ月くらいかけて動いてみて、自分で申請できそうか判断すると良いでしょう。
その結果、難しそうであれば業者にサポートをお願いしてみてもいいと思います。
お願いする段階で、退職まで1ヶ月ある状態でしたら、間に合わせられます。
※注意:「やるだけやってみて、だめだったら三浦さんにお願いします」という方もいらっしゃいますが、 それが退職後や退職ギリギリのタイミングですと、すでに挽回できない状態である可能性や、途中過程がわからず受給のお約束ができないなどの理由で、お断りさせていただくケースもございます。
自分で申請する際はお金を貯めておくこと
私のサポートのご利用者様は、初回給付を申請手続き開始から平均1ヶ月前後くらいで受給されています。
しかし、自身で進めるとなると、当時の私の例のように、やり直しの連続で手続きから受給まで4ヶ月くらいかかることも考えられます。
そのことから、3-4ヶ月分くらいの生活費(健康保険料や通院費等を含む)を貯蓄しておくことをおすすめしています。
もっとも、前項目のサポート料金の捻出が難しい場合には、この貯蓄も難しいことでしょう。
そのため、「○月までに申請できなければ諦めて再就職する」というラインを決めておくことが重要かもしれません。
サポート業者の力を借りたほうがいい方
自分で申請をおすすめする人と真逆ですが、申請対象であり確実に受給されたい方にはサポートの利用をおすすめします。
私のサポートの場合、料金は49,800円(税込)のみです。
※追加費用や毎月のサポート料、成果報酬等はいただいておりません。
大抵の方にとって、1週間~程度受給いただければ、元は取っていただける金額に設定させていただいております。
不支給はもちろん、やり直し/調べ直しの手間を回避することができ、スムーズな申請ができるのが、
業者にサポートを依頼する最大のメリットでしょう。
こうしたお話をすると、さぞ難しい申請のように思えますが、そういうわけではありません。
ただ、抜かしてはいけない手続き・ルールがあるだけで、1つ1つはシンプルなものです。
そうしたヌケモレをなくし、確実に申請できますようお手伝いさせていただいております。
まとめ
自分で申請する際のリスクと、そのうえで自分で申請する際のアドバイスをかかせていただきました。
生活がかかったシビアな問題ですので、自分の判断で進める場合はより慎重に行う必要があります。
筆者の三浦に直接質問をしてみたい方、給付診断を利用されたい方は、ぜひ下記よりご連絡ください。
診断や相談は無料でおこなっております。
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